演題:選ばれた歴史,葬り去られた歴史:「大韓民国臨時政府」をめぐる朝鮮独立運動の光と影
演者:加納敦子氏 (筑波大学大学院人文社会科学研究科博士課程)
日時:5月23日(月) 15:15-16:30
会場:筑波大学人文社会系棟A101
アクセス:
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利用停留所(関東鉄道バス):筑波大学中央行き又は筑波大学循環バス「大学公園」
要旨:
「大韓民国臨時政府」史は今,韓国で最も注目を浴びている歴史の1つである。臨時政府は,1919年に朝鮮独立運動家が亡命先の上海で成立を宣言し,日中戦争期には中国国民党の支援を受けて活動した。現代韓国の歴史教科書を開いてみれば,臨時政府の金九は民族的英雄として描かれている。だが,実際には臨時政府の影にはもう1つの対立する団体があった。
20世紀朝鮮半島内外で展開された独立運動のなかで,誰がスポットライトを浴び,誰がその影に隠れてしまったのか。本セミナーは,日中戦争期における中国国民党支配下の大韓民国臨時政府をめぐる朝鮮独立運動史を実証的歴史学の立場から論じ,改めて現代の東アジア国際関係を問い直す。
主催:筑波大学 人文社会国際比較研究機構(ICR)
問い合わせ先:office#@#icrhs.tsukuba.ac.jp(#@#を 「@」 に置き換えてください)