人文学類生はもちろんのこと,他学類の学生,教員及び一般のみなさまのご来聴も歓迎いたします。みなさまのお越しを心からお待ち申し上げます。
※事前申し込み不要。直接会場へ。参加費無料。
日時 : 平成28年11月21日(月)13時45分~16時
場所 : 第一エリア H棟101(1H101)
アクセス:「筑波大学筑波キャンパスへの交通アクセス」をご覧ください。
利用停留所(関東鉄道バス):筑波大学中央行き「第一エリア前」又は筑波大学循環バス「大学公園」
演題 : ISに破壊されたシリア・パルミラ遺跡を護る
講師 : バルトシュ・マルコヴスキー(ワルシャワ大学)
ロバート・ズコウスキー(ポーランド科学アカデミー)
ホマーム・サード(ソルボンヌ大学)
概要 : 2011年から続くシリア内戦では30万人以上が犠牲となり,数百万に上る難民を生み出し,未曽有の混乱と悲劇を惹き起こしています。人々の犠牲とともに,人類の歴史にとって極めて重要なシリアに残る数多くの文化遺産もまた,破壊されたり盗掘を受けたりし,未曽有の危機にあります。中でも,シリアの誇る世界遺産の一つパルミラ遺跡のISによる破壊と遺跡を利用した様々なプロパガンダは、大きな注目を集めました。
パルミラは2015年5月からISにより占拠されていましたが,2016年3月シリア政府側が奪還し,遺跡破壊の状況も判明してきました。奪還直後の2016年4月初旬には,シリア文化財博物館総局とポーランド・ワルシャワ大学がパルミラ遺跡に入り,破壊の状況を記録すると共に,遺物の搬出を行っています。
本講演では,この作業に携わられたポーランド・ワルシャワ大学隊のお二人と,パルミラ遺跡の復元計画を立案されているシリア人研究者を筑波大学にお招きし,破壊された世界遺産パルミラ遺跡の現状と,その復興のために何をすべきかについて,お話しいただきます。
問合せ先 :西アジア文明研究センター(電話:029-853-5441)